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里山の保全とは

里山においての保全とは自然環境を維持するために木や竹を切ったり、草むしりやササ刈り、落葉かきなどを行ったり、池にたまる泥を取り除いたり、人為的にする作業のことを指します。人が手を入れないと里山の自然は維持されず、何もせずにそのままにしておくと生命力の強い生物が増えてしまいそのような環境で生きていけない生物はなくなってしまいます。

自然環境のバランスを保つために人が増えすぎた植物や樹木を抜いたり切ったりすることで適度な数に減らしたり、生い茂った樹木の枝を切り落とすことで地面の日当たりを良くしたり、どこからともなく侵入する外来種を取り除いたり、毎年の下草刈りや落ち葉かきによって林床が豊かに保たれていることにより、はじめて生態系の維持が成立する関係にあります。

里山の保全作業は四季折々に適した活動が必要で知見や知識のある方の指導により最善な作業が行えます。木の種類や成長速度を予見し、どの木を伐採するか、日照方向からどの枝を落とすか、地面の状態を見て落葉をどれだけ取り除くかなど、これらの作業を貴重種を守りながら行うため、ただきれいにする整備や掃除とは大きく異なるのです。

また、池においても水辺の植物の刈り込みや田んぼから流れ池底に溜まる泥を取り除いたりする「かいぼり」という保全作業があります。かいぼりでは池の水をある程度抜き泥を掻き出すと同時に水たまりに取り残された外来種を取り除いたりする作業も同時に行います。

このように山も池も人が保全作業を行い自然環境を維持しているのです

木の密度が高いとと地面に光が届かず草花が育たない

木の密度が適度だと光が地面に届き草花が育ちます

保全が行われないと荒れ地に

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